1年の始まりにあたって、「今年こそ家計簿をつけよう」と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、年末年始には書店に家計簿が並びますし、新しい年の始まりには気持ちもあらたまりますので「ちゃんと家計を引き締めないと・・・」という気持ちにもなってきます。
では、家計簿って何のためにつけるのでしょうか。
いくらお金を使った、という記録を残すため?
無駄遣いを減らすため?
記録するだけで痩せるっているレコーディングダイエット、なんていうのがありましたが、 確かにお金の記録をつけると無駄なものにお金を使っているのがわかってお金の使い方の改善につながるという効果が期待できそうです。
しかし、ただお金を使った記録をするだけではもったいない。
1年の初めにやっておいてほしいこと。
それは、家計の「年間予算」を立てることです。
今年は、どんな支出が控えているか、わかっていますか?
例えば、子どもの入学や旅行などの家族の予定はどうですか?
車の購入、住宅の購入など大きな支出はありませんか?
自動車税や固定資産税の支払いも、まとまった支出ですね。
毎月の支出の他にどんな大きな支出が控えているかを洗い出してみると、今後の家計をどうコントロールしていかなければならないか、みえてきそうです。
家計を管理するため、最低限やっておきたいこと。
それは、1年の始まりに家計の「年間予算」を立てることです。
支出を「毎月の支出」と「特別支出」に分ける
家計を管理するために年間予算を立てるのは重要ですが、予算を立てる際、難しいのが、「特別な出費」の扱いです。
普段の生活費はあまり変動がありませんが、季節ごとに出費がかさんだり、急なお祝いごとでお金が出ていくことは意外と多いのではないでしょうか。
例えば、バーゲンで半年分の洋服を購入した。
急に友人の結婚が決まり、お祝いに加えてスーツを新調した。
電子レンジが壊れて買い換えた。
歯の詰め物が取れて治療費がかさんだ・・・など。
そのたびに、「今月も赤字だった・・・」と落ち込んで、家計簿をつけるのをあきらめてしまったということはありませんか?
予定外の出費があるのは、当たり前のこと。
毎月、一定の金額がかかるものは、いわゆる「生活費」として管理し、それ以外の予想外の大きな出費は、「特別支出」として管理すればいいのです。
例えば、被服費の予算を立てる場合、普段着や下着類などは毎月の支出で1万円の予算をとりますが、季節ごとにバーゲンでまとめてかう分は「特別支出」として年間20万円の予算を取っておく。
お年玉やお祝いごとのお金は、冠婚葬祭費として「特別支出」で年間10万円。家電が壊れた時、医療費がかさんだ時などのための予備費としての「特別支出」を 年間20万円を見込んでおく、という具合です。