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FPの実体験!ねんきん定期便の「空いている期間があります。」とは?

年金手帳とねんきん定期便

ファイナンシャルプランナーのふくしまかなみです。

だいぶ前のことになりますが・・・auじぶん銀行のサイトにコラムがアップされました!

「ねんきん定期便」が届いたら確認しておきたいこと

毎年、誕生日が近くなったら届く、青いハガキ「ねんきん定期便」。

こちらのコラムでは、ねんきん定期便が来たら確認しておきたいことや、ねんきん定期便を老後の生活設計を考えるきっかけにしてほしいということをお伝えしています。ぜひ、読んで参考にしてくださいね。

ねんきん定期便は、見方がよくわからない、とよく確認していない方が多いかもしれません。相談にいらっしゃる方の中には、「捨てました!」という方も。

でも、将来もらえる年金の情報が詰まった大切なお知らせなんですよね。

実際、私も「ねんきん定期便」のおかげで、将来の年金額を少しだけ増やすことが出来ましたので、その貴重な?体験談をお伝えします!

35歳、45歳、59歳の節目の年には、ねんきん定期便は封書で届きます。

こちらには、これまでの全期間にわたる「年金加入履歴」が記載されているのですが、

45歳の時の封書のねんきん定期便を見ると、加入履歴に「空いている期間があります」の文字があるのに気づきました。

実は、以前は会社員(第2号被保険者)として働いていたので厚生年金に加入していました。ですが、結婚を機に退職し、専業主婦(第3号被保険者)になりました。

退職日は4月29日でした。厚生年金被保険者の資格を失った日も「4月29日」と記載されていました。

そして、その下に「空いている期間があります。」の文字が・・・。

国民年金の第3号被保険者の資格を取得した日が「5月1日」になっていたのです。

なんとなくの記憶なのですが、自分で当時居住していたところの市役所に行き、第3号の届け出の手続きをした記憶があります。その時、深く考えずキリいい5月1日にしちゃったのです。

第3号被保険者の届出は、2002年4月からは配偶者の勤務先を通じて行うことになっているので、そうしていたら間違いも無かったのかもしれませんが、私が退職して第3号になったのはそれより前だったのです。「自分で届けなくてはいけない」ということだけはわかっていたのですが。

話はもどりますが、そこでたった2日、国民年金に加入した日がずれてしまっただけで年金加入期間に「1か月」の空白期間が生じてしまいました。

年金の被保険者期間は、資格を取得した月から、資格喪失日の属する月の「前月」までと決まっています。

私の場合、退職日が4月29日だったので、厚生年金の加入期間は、「3月」まで。そして国民年金に加入した日を「5月」で届けていたので、4月が「空白期間」になっていたのです。

ちなみに、厚生年金の資格喪失日は、退職日ではなく、退職日の「翌日」になるので、月末の4月30日に退職していれば、資格喪失日が5月1日になり、その前月である「4月」までが厚生年金の加入期間になり、空白期間が生じなかったことになります。

たった1日の退職日の違い、また国民年金に加入した日を4月29日にしなかったために、生じてしまった、1か月の空白の期間。

これは、たった1か月でも、ちゃんと空白期間が無い状態に戻したい!

そこで、日本年金機構のねんきんダイヤルに問い合わせると、

「ご主人の会社を通じて手続きを行ってください」とのこと。

無事、夫の会社で手続きをしてもらい、国民年金に加入した日が4月29日になり、空白期間が無くなったのです。ホッ。

たった1か月の違いですが、老後の大切な年金ですからね。ちょっとでも増やしたいじゃないですか。以上、ねんきんの空白期間問題を無事解消した、FPの体験談でした!

みなさんも、ねんきん定期便、よく確認してみてくださいね。

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